優しさの享受

先日、盲人の方をエスコート、と言いますか、目白から池袋までお供させていただく機会がありました。 盲人の方をエスコートするのは初めてで、どう動いたらよいのかもわかりませんでしたが、ご本人に色々と教えていただきながら、目白からバスで池袋に行き、池袋の地下街を歩いて東武デパートにまで送らせていただきました。その方は伴走つきでフルマラソンされてしまうほどの方で、歩くのが速いといった、そういったことにも驚かされたのですが、最も驚いたと言いますか、

普段の自分には経験できない光景を見させていただけたことが何よりも感慨深かったです。 目白のスイーツのお店のパティシエの方、バスの乗客、池袋の地下街のすれ違う人、東武デパートの店員、と時間にして1時間もしなかったと思いますが、多くの人とやりとりがあり、盲人の方だとわかると、みなさん優しさを全開にして接していただいて、私はただその傍で寄り添っているだけだったのですが、普段自分が人と接する時の光景とは異なっていて、その人々の優しさを眺めているだけで嬉しい気持ちになりました。